【納得のいかない週末日記】
意味不明の出来事に連休を費やされました。かなりの長文。
金曜日…仕事中にコンビニでお買い物。ぼけっと本棚を見ていると知らない女の人がすぐ横に来た。あ、本をとるのに俺がジャマなんだなと思ってひょいっとよける。しかし女の人は微動だにしない。あれ?。すると女の人が話しかけてきた。
女「あの・・・ちょっとお話していいですか?」
俺「(あ?宗教の勧誘?)どうぞ?」
女「あの・・・ご飯を食べに行きませんか?」
俺「(あ?逆ナン)もうご飯食べちゃいましたので」
女「・・・」
何か解らんので放置していいやら悪いやら。再度本棚の雑誌を見る。すると
女「あの・・・お金を貸してくれませんか?」
俺「あ?なんで?」
女「伊勢まで向かっているんですが、お金が足りなくなってしまって・・・」
俺「ヒッチハイクで行けるよ。俺得意だよ」
女「車で来ているのです、ガソリン代を貸してもらえませんか?」
こんな話をお店の中で続けるのもどうかと思いまして、とりあえずコーヒーを買ってあげるので外で話そうと提案。素直に従う。
話を聞くと水戸から伊勢まで車で向かっているうちに、お金がなくなってしまったそうだ。携帯もないらしい。伊勢に行けば知り合いがお金を用意できるので、すぐに書留で送るとのこと。伊勢へは仕事に向かっているようだ。
免許所も見せてくる。離婚歴がある。39歳。茨城県。免許書くらいでは信用できません。しかし本当にお金が無くて困っているようだ。話がポンポン繋がらないところを見ると嘘を言っている様子もない。消費者金融などを薦めたけど黙ってしまう。
助けてあげたいけど知らない人にお金を貸すわけには行かない。ちょっと考えていいアイデアが浮かんだ。
俺「伊勢に本当にすぐにお金を用意してくれる人がいるなら、伊勢まで俺を乗せて行く、道中のお金は俺が立て替える、そのお金+帰りの電車賃を借りて払えるなら一緒に行く。」
これなら貸し倒れも無く、その人も今日中に伊勢に向かえる。俺はタダで伊勢までいけるので連休小旅行といいこと尽くめ。
女の人はちょっと考えてる。仕事中だったので連絡先を教えて決めたら電話してと伝えてその場を去る。
夕方電話が来る。一緒に乗っていってくださいとのこと。仕事を終らせて迎えに行く。まずは家まで。本当にガソリンがほとんどない。
着替えて準備して相手の車に乗り込む。
ここで最終確認。伊勢にいるお金を貸してくれる人というのが嘘だった場合にかなりの損害なので、出発前にどうしても存在を確認しておきたかったのだ。
俺「伊勢の知り合いと今この場で連絡とって」
女「・・・名前しか知らない」
俺「あ?・・・」
伊勢にいる名前しか知らない人にどうやって連絡取るんだよ・・・。
それではとても助けることは出来ません。細かい事情を話さないし困る。
お腹が空いていて話す元気が無いのかと思いゴハンを食べさせる。おいしそうに食べたので話すかなと思ったけど話さない。
相手と連絡がつかないなら無理だし、いろいろ提案したものの、何も話さない。
結局「じゃあ下りてください」と車を降ろされた。
走り去る車。どうでも良かったんだけどお金もガソリンも無い人がどうなっちゃうのか気になったのでこっそり追跡開始。下川原のセブンイレブンに入って途方にくれていた。
すごい長い話なので覚悟を決めて「続きを読む」押してください
土曜日…昼過ぎセブンイレブンの前を通るといない。何とかなったのかと迎えのガソリンスタンドに入るとそちらに車が止めてあった。スタンドのおじさんに話を聞くと突然車を止めていなくなって困っているとのこと。戻ってきたら俺のところへ電話するように伝えてもらう。
NSRの修理。ガソリンタンク着く。もう普通に走れます。
修理を終らせ銭湯に向かっているとまだいる。ご飯も食べていないようなのでまたゴハンを食べさせる。銭湯に行く。
風呂を出てからいろいろ聞く。
伊勢の仕事は神社のようなところで、そこに入って30年間修行する。
そこに入ると娘を呼べる。一緒に寮で暮らせる。
その神社の人がお金を貸してくれる人に連絡を付けられる。
このあたりからなんかやばい人な気がしましたので、伊勢にいける最終提案をいくつか出したものの何も答えない。このままお金もないのに寒空の下放置するわけにも行かない。遠慮なく交番に連行。
おまわりさんに事情を話すと「昼間ガソリンスタンドに車を置いていった人?」ともう通報があった様子。すごく困った顔をして交番に戻っていった。
おまわりさん戻ってくる。
警「女さん、携帯電話を見せてもらえる?」
女「・・・」
俺「持っていないって言っていましたよ」
警「いや、今は電源切れているけどこの人電話持っているよ」
恐るべし警察の調査力。携帯電話が出てくる。バッテリー切れ状態。俺の車で充電。苗字が同じ人が親族だと判断してメモ。前のだんなさんの番号もメモ。警察が電話してきますというのを引きとめる。
俺「おまわりさんが電話かけると大騒ぎになっちゃうよ。自分で書けたほうがいいじゃないの?」
助け舟を出したつもりがおまわりさんが俺を外に連れ出す。何?
警「あの、あの人、精神的にピーーーなんですよ・・・」
俺「えぇぇぇ・・・・」
どうも追い込まれてしまうと思考回路が停止してしまうようだ。警察が調べてすぐわかったということは過去にもどこかで何かあったのでしょう。どうでもよくなる。
しかしどこにも連絡がつかない。本人からの保護要請が無いと保護もできない。結局この夜もセブンイレブンでご宿泊のようです。
警察に保護させるためにもう援助しないことにする。かわいそうだけどお腹が空いて誰かに助けを求めるまで放置するしかないのです。
日曜日…いろいろ振り回せれて一日中寝てた。夕方起きて会社まで行ったときにまだセブンイレブンにいた。
月曜日…昼前にセブンイレブンに行くとまだいる。連休も終るし実力行使に出る。携帯を取り上げて順番に電話。別れた旦那と繋がる。
旦那に事情を話した。お金は振り込むから立て替えて渡してくれないかとのこと。しかし旦那も俺から見たら赤の他人。お金を貸すわけには行きません。旦那を何とかして静岡に来させようとしたけど無理。
ここで名案。セブンイレブンはもう3日も車を止められて迷惑しているに違いない。セブンイレブンが立て替えてお金を渡せばセブンイレブンも助かるだろう。リスクはあるけど少なくともこの女を追い出せる。
早速オーナーと交渉。しかしオーナーは一切を警察に任せたいとのこと。残念。
結果女の人は振込みを引き出せる火曜日の朝までセブンイレブンにいることになりました。
現在お金を引き出して出発しているんだと思うのですが定かではありません。
あー長文疲れた。
他にもチョコチョコありましたがだいぶ省略しました。
【レストア日記】
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