エンジン整備2023シーズン前

【どうでもいい話】

イヤだイヤだと逃げ回っております船外機の整備を始めます。
今回は中規模整備とします。

 

カバー類を開けましてエンジン本体の確認。
3年合計67回の使用の割にはきれいなもんなんでしょうか。致命的な問題はなさそうです。

プラグ交換。こんなに過保護に交換してもらえるのは我が家ではこのエンジンだけです。
オイル交換。なんかやり方を間違えたらしくてオイル抜くときにダバダバこぼしてオイルまみれ。
ギアオイル交換。これもいっぱいこぼして大変。

燃料タンクを取り外しまして中を洗います。燃料フィルターに携行缶の塗料のかけらがいくつかついている。
サビサビ携行缶も交換しなきゃならないかなぁ。

キャブレターの分解清掃
ほとんど汚れていない。ただメインジェット周辺に細かいゴミがいくつかあった。
0.5mmのゴミでも付着場所によっては稼働不能になるのです。

今回の目玉作業その1、アワーメーター取り付け。
アワーメーターとは「エンジンの稼働時間を数える機械」。ついでに回転数計の機能もある。
これで「今日何時間エンジンをかけていたか」が分かるので、満タンで1時間使用できるこのエンジンの残り燃料を把握できるという目的。
つまり燃料計代わりです。
ただ設定がよくわからなく、現時点で正しく稼働しているかどうかは不明です。次回釣行時のお楽しみです。

 

目玉作業その2、ドデカグリップ。
釣行中に濡れてたり魚でヌルヌルだったりするときに、エンジン始動の際に手を滑らせてとても痛い思いをします。
そこで大きなグリップに入れ替え。
ついでにヒモを新しいものに入れ替え。洋上で紐が切れると絶望ですので定期交換品なのです。

 

最後にきれいに洗いまして完成。今年も頑張ってもらいます。

 

【エンジン】

3年で67回釣行ということは、総稼働時間で100時間くらいでしょうか、これは「ほぼ使っていない」に近いような気がする。
自動車にしろオートバイにしろ通勤で使えば半年程度の稼働時間でして、それなのにこの過剰な整備を求めるのはやりすぎなような気もする。
ただ故障したらどうしようもない洋上ですので、やらないわけにもいかない。

船外機の部品はとても安い。本来は漁師の仕事道具だからなのか、海で使うものなのでシンプルだからか。
バイクと比べると1/10以下だと思う。というかバイクの部品は高すぎる。
こちらのほうがニッチな気もしますが、趣味と仕事の道具とは値段の付け方が違うのは仕方ない。
ほとんどの部品が刈払機とかチェーンソーとかと共通なので、ホームセンターなんかでも安価に手に入るのがうれしい。

ミニボート屋さんは「洋上でキャブレターの分解清掃くらいはできるようにしろ」という。
陸上でよい工具を使えばなんてことはない作業ですが、洋上で簡易工具だけでできるか不安。ねじとか落としたら絶望です。
簡易工具も少し見直ししようかと思う。