保安庁と魚釣りと安全と

【どうでもいい話】

三連休です。二匹目のどじょうならぬ二匹目のカンパチを狙うために漁礁に。
副船長は太郎さんです。

しかし何やら数日前に堤防から落下事故があったとのことで、海上保安庁が注意喚起に来ている。
堤防での事故なのにミニボートやカヤックに注意に回るということは、現実に事故を起こすのは我々のような人という認識のほうが強いのでしょう。
旗をちゃんとしていますねと褒められた。

風が強いし保安庁が見ているし、なかなか沖には出れません。
一度浜に上がって保安庁と世間話をしております。

早朝以外は風が収まる予報だったので、しばらくして何とか出れるかなと漁礁に向かうものの、短く強いピッチの波に四苦八苦。

 

なんとか漁礁に近づくも、風を避けるために岸のテトラの脇で待機です。
10時くらいから釣りになり初めまして、餌アジを探しますが、先週とは打って変わりまして反応がない。
それでもなんか群れを探して2匹捕まえる。

生き餌で流し釣りをしますが、二匹ともハリスをきれいに切られていなくなる。
最近成績の良いブレードジギングに変更。

太郎さんに強烈な引き。
立派な青物が釣れたのだろうと構えていますと、見後なサイズのシロアマダイ。
こんな引く魚でしたっけ?そもそもブレードジギングで釣れる魚でしたっけ?

続きまして太郎さんにオキアジとスマカツオ。

魚探に回遊魚の反応が出たタイミングで私のジグにもスマカツオ。

高級魚だらけで帰港となりました。

【ゴムボートと海上保安庁】

4年目に突入しまして、とりあえずは大きな事故もなく過ごしております
保安庁は旗と漁船との関係、夜間航行について気にしていました

ゴムボートで大きな事故になりうる可能性はいくつか浮かぶ。

その1:落水。落ちたところでなんてことはないのですが、船は風に流されて勝手に進みます。
人間はそんなに速く泳げませんので、落ちたら船に戻れずに漂流となると思う。
先日のプロペラに絡まった糸をほどいているときにこれを感じました。
一人の時は人と船とをロープで結んでおく必要があるでしょう。

また、一人だったら船に再乗艇はできないと思う。
上手にエンジンを足場にして上がれたらラッキー。一度練習しておく必要があるかもしれない。
再乗艇できなくても、すぐに保安庁を呼べば、真冬でなければ死ぬことはない。真冬は出ない。

但し、船から落ちるような動作はほとんどありえない。相当にふざけているとかくらい。

その2:転覆。基本的にはありえないと思っている。
川面を流れる一枚の葉が絶対にひっくり返らないように、ゴムのボートはひっくり返すほうが難しい。
あの重いボートをひっくり返す力がどこから来るのか?ということです。
ボートがひっくり返るほど、天候が急転するとも思えないし、そんな日は出かけない。
可能性があるのはクジラの衝突くらい。

その3:強風。逆風の中、エンジンが故障してオールで浜に帰れないというのはありえる。
湾内は携帯電話が使えるので、保安庁に助けを呼べば死ぬことはないでしょう。
いっぱい怒られるとは思います。

その4:衝突。船の運転というのは前を見ていません。
見ていませんので避けることもないです。これが一番怖いと思う。
船がいるところにいない、というのが一番いい。
衝突はいつどこで起こるかわからない。
某漁礁沖なんかは比較的交通量が多い。
半島も多いけど、あそこはみんな前を見てるしスピードも出てない。
ハタ場は誰もいないので基本的には安全だけど、それが逆に怖い。

その5:パンク。私の船は4つの空気室に分かれていて、ひとつパンクしても帰ってこれる設計になっている。
そもそも針で刺したくらいなら空気が一気に抜けるなんてことはない。
岩場で擦ると破れるでしょうけど、水深数十メートルで岩場に擦ることはない。
可能性があるのは魚を締める包丁を落としてしまうこと
ただ強風で、エンジン故障して、さらにパンク、というのはないわけではない。

その6:水船。船の中に水がいっぱい入ってしまう現象。転覆しやすくなるし進まない。
こんな日には出ないのであまり気にしていないのですが、こうなったらすぐに遭難でしょう。
バケツを積んでいるし、ある程度の浸水はスピードを出すと自動的に排水できるようになっている。